今日の自由詠
脱水が手動になった二層式洗濯機でも母は捨てない
今日のうたの日に出さなかった歌。
先日、実家に帰ってびっくりしたんだけど、母が、夜にすごく洗濯に時間がかかってるので気になってたら、二層式洗濯機の脱水ができなくなって、脱水だけ手でやっているということだった。
これを機に全自動洗濯機に買い替えればいいのに、母は二層式洗濯機に愛着があることと、父が年金暮らしであることもたぶんその理由なんだけど、今のままでいいのだという。
まだ、これが南国宮崎だからどうにかなってるけれど、この季節に、洗濯物を1枚1枚手で絞るのがどれだけ大変か。洗濯機のない時代の人たちは確かにそうしていたのだけれど、でも、世の中はもう平成も終わろうとしているのに。
こんなことを言いたくはないけど、父が死んだら、母の生活はとても楽になると思う。何をするにも、いちいち父の顔色を窺わなくてもいいし、経済的にも自由になるから。
今は、財布の管理は父がしていて、買い物のレシートもすべて父に渡して、母が自由にできるお金はない。家にいる間はずっと父中心の生活で、母がひとりになれる時間もほとんどない。
助けてあげたいけど、今の私にはどうすることもできない。悔しい。