本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

欠点は誰にでもある酸化したとこだけ切って食べるアボカド

 一度好きになった人のことは、多少、欠点があっても、それを上回る素敵なところがあれば許すことができる。
 だから、私は、私に何度か酷いことをした好きな人のことを今でも好きでいられるし、彼がとても魅力的な人であり、残念ながら、今はまだ彼以上に男性としても人間としても素晴らしい人には出逢えていない。
 アボカドって、栄養豊富だけど脂質も豊富でカロリーが高いから、ひとりで食べる時には一日半個分にしないといけないらしくて、万年ダイエッターの私はちゃんとそれを守っているのだけど、アボカドは切り口が酸化してすぐに黒っぽく変色してしまうのが欠点だ。でも、そこだけ薄くスライスすれば、ちゃんと食べられるから捨てたりなんかしない。
 人も同じだ。
 いくら、相手が私を嫌って憎んでこの世にいない者として存在を無視していても、私の気持ちが変わることはないのだ。私がその人のいいところを好きで尊敬している限り。