本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

ウナパンの感想・お題「糸」

 昨日は、歌会でほぼ丸一日出かけていたので疲れていたのか、今朝は目が覚めたら8時半を過ぎていた。
 ウナパンをタイムフリーで聴きながら朝食を。回文コーナーのお題は「糸」。

 私が感心したのは、大賞になったへそまつりさんの

ワイ「糸」歌うがマジ敵わんわ。中島が歌うといいわ。

わいいとうたうがまじかなわんわなかじまがうたうといいわ

という、中島みゆきさんの「糸」に、中島さん本人も登場するというすごい回文はもちろん、みィさんの

 
いわく付き糸電話。たちまちたわんで吐息つくわい。

いわくつきいとでんわたちまちたわんでといきつくわい

も、破綻がなくてすごいなあ、と。糸電話で回文を作ってみたいとは誰もが思うけど、難しくて諦める人がほとんどだと思うのに、まず、たわんでというのが見つかったことがすごいな、と。いわく付きというのも面白い。吐息も、電話なら自然。
 それから、思わず、コーヒーを吹いてしまったのが、何故か最近はヒビワレウスヒネクレウスという変なラジオネームの罅ワレさんの、

「よく糸引く亀頭の快楽の度は三木の7倍だよ。巨大バナナの君はどのくらいかのう?」と訊く人イクよ。

よくいとひくきとうのかいらくのどはみきのななばいだよきよだいばななのきみはどのくらいかのうときくひといくよ

という、えげつない下ネタ回文。でも、まあ、罅ワレさんは、下ネタは回文だから恥ずかしくないという考えを持つ人だから、これも恥ずかしくないんだろうけど。これ、回文だってわかってなければ、普通の下ネタだと思ってしまうなあ。
 私は、逆に、下ネタの回文を作るのはとても恥ずかしいことだと思っていて。短歌なら自分の経験をベースに作るし、自分がしてきた経験は何一つ他人に恥ずべきところはないと思っているから、けっこう、性のこともオープンにできるんだけど、フィクションでまで性のことを考えるのはちょっと抵抗があるというか。あまり理解してくれる人はいないかもしれないけど。