本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

うたの日・お題「入」

女子校の演劇部には入らない宝塚にはどうせ勝てない

 中学時代は3年間演劇部にいたんだけど、高校は、第一志望だった共学の県立高校に落ちて、自宅からいちばん近かったお金さえ出せばどんなに勉強ができない子でも受かる私立の女子校に奨学金を借りて通うことになってしまったため、計画が狂った。
 演劇部の公演を観たのだが、衣装ばかりが豪華で芝居は下手な劣化した宝塚みたいな感じだったので、ガクッと肩を落としたのだった。
 私の母校は、合唱が有名で、Nコンでも毎年九州代表として出場し、金賞も何度か獲得したことのある学校だったのだけど、私は特別進学クラスの生徒で朝も夕方も課外授業があったため、合唱部には入部を断られてしまった。
 そして、たどり着いたのが放送部だった。放送委員会なら小学校でも経験してたし、中学校の時は3年間運動会の時の司会進行を任されていたこともあり、そこそこ放送には自信があったし、高校卒業後は東京に進学するつもりだったから、美しい標準語をマスターしたいと思ったのだ。ただ、いざ入ってみると放送部はなかなか大変ではあったのだけど。