本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

第20回・NHK全国短歌大会

 今日は、短歌のお友達ふたりと、渋谷のNHKホールで開催されたNHK全国短歌大会を観に行ってきた。
 個人的に、司会が、大好きな小野文恵アナウンサーだったから嬉しかったし、小野アナウンサーは面白い人だから、すごく和やかで笑いの絶えない短歌大会だった。
 残念ながら、私は、今年は題詠はボツ、自由詠は入選、近藤芳美賞は入選で、入賞はできなかったから悔しさも残るんだけれど、特選に選ばれているお歌は思わず泣きそうになるほど素晴らしいものが何首もあったし、7回も特選に選ばれたという方がいらしたり、短歌を始めて70年になるという方がいらしたりして、すごく、力をもらった気がする。
 客席を観ても年齢層がかなり高かったんだけど、40歳の私なんてまだまだひよっ子だし、短歌は一生続けてゆくことができる趣味だから、焦らず、自分らしく、とにかく詠み続けてゆくことが大切だな、と思ったし、3人で
「来年はあのステージに立てるように頑張ろうね」
と励まし合った。
 入選した自由詠と近藤芳美賞の連作については、入選証が届いたらこのブログで発表しようと思っている。というのも、今日いただいた作品集には、近藤芳美賞の方が、15首中8首しか掲載されていないからだ。
 初めての応募で近藤芳美賞に入選できたのは、『あみもの』で、アナグラム短歌などの特殊な短歌を除いては常に15首連作を作り続けてきたお陰だなと思っている。編集人の御殿山みなみさんには、心から感謝を申し上げたい。