本気子の部屋

短歌、回文、日常を綴ります。

今日の自由詠

仕事中だとわかってる人たちに電話をかける(仕事ですから)

 先月から始めた仕事も昨日で7回目の勤務になり、今までは管理者から出勤前にエレベーターホールで受け取って退勤後に渡して帰っていたIDカードを自分で管理していいことになった。
 お客様と電話が繋がると、トーク内容は決まっているとはいえ、パニックになることも多いんだけど、先輩方が褒め上手なので、なんとかなっている。今日は
「もうだいぶ慣れてきましたね。安定感がありますね」
と言っていただけたけど、まだまだわからないことだらけだし、毎回、小さなミスが発生してるので、しっかりせねば。
 仕事だから、パソコンにデータのあるお客様には次々と電話しなければいけないんだけど、ここはこうした方が絶対効率がいいのになあ……と思うこともちょこちょこある。例えば、平日昼間に絶対に家にいないであろう職種の人たちの家に電話をかけても本人が出る可能性はほとんどないだろうと思うんだけど、本人宛に自宅に電話をかけなければならなかったり。
 でも、たぶん、そんなことはスタッフみんなが思ってることだろうし、それでも、そのルールが継続されているってことは何か理由があるんだろうし、私にできるのは、与えられたマニュアル通りに、できるだけ優しく丁寧にお客様とお話することだけだ。
 それにしても、人とお話しする仕事なのに、うつ病で10年も働けなかった私を採用してくださった担当者には頭が下がる。通院しているし、医師の許可は出たとはいえ、治ってはいないのだし、また症状が悪化する可能性もあるのに、こんな私を雇うということは、ギャンブルのようなものだと思うからだ。
 今はただ、そのご恩を返せるだけの仕事ができるようになるまでは頑張らねばと思っている。